間違った名前

名前をまちがえた

ただしお尻の穴は痛くない

昨日お持ち帰りをされた。

男がお持ち帰りされる?は?と思うかもしれないが、お酒が飲めるようになってからお持ち帰りを年に1回ペースでされている。年に1回だ。彼ら(彼女ら)はサンタクロースのように颯爽と現れては僕を家に持ち帰る。ちなみにトナカイの引くソリでは持ち帰られていない。たぶんタクシー。

 

 

昨日は飲んで家に帰ってきたんだけど、全然眠れなくてもうちょっと誰かと飲みたいな〜と思っていた25時

間違いなく電車は無いしタクシーで行ける範囲(上限1500円)の友達なんていないので、どうしよっかなーと思ってとりあえずティンダーを物色してたんだけど

まぁ面白いものでそういう日に限って近くで仕事終わりの美容師20歳が家に帰ってきて暇だと言っている

1400円くらいで行ける場所だったのでじゃあ行くかと思って行ってみると(このとき下心は全く無い。お酒が飲みたいだけ)、まぁなんというか非常に可愛らしい方で、25時から飲みに行くか!!ってなるバイタリティの持ち主には見えなかった

けど、この時間から飲みに行く女の子なんてだいたい酒ヤクザしか居ないもので、この子も似たような感じでめっちゃ「ハイボール氷少なめ濃いめ」を頼む

じゃあ俺もちょっと頑張っちゃうか、と「ハイボール氷少なめ濃いめ」を頼む。女の子はものの数分で空にする。こっちもものの数分で空にする。気づくとハイボール氷少なめ濃いめ合戦が開催されていた

ハイボールの氷少なめ濃いめなんてそんなバカスカ飲むもんじゃなくて、色も結構ウイスキー感出てるし匂いもまぁまぁウイスキーだしこっちは結構飲んでから来てるし、で平静を保つのに必死だったけど、まぁ2時間くらいは普通に酔っ払いって感じで話してて、人生論とか対話論とか人との接し方みたいな感じの会話になってきてた

で、凄くお互い共感すること多いしもはや10年来の友達みたいな感じのテンションだったんだけど、ここでお持ち帰りをされた

 

「すぐそこなんだけど家で飲まない?」

 

悪魔のセリフである。これをこのタイミングで断れる男はいない。時刻は午前3時。まぁまぁ眠い時間である。お酒も飲んでいる。正直ベッドで寝たい(普通に)

ちなみにこれを言われても下心が芽生えることはなく「睡眠欲>性欲」であった。ハイボール濃いめ氷少なめと午前3時のダブルパンチに僕のちんこは勝てなかった。ノックアウトされた彼はその晩立つことはなかった(僕は深酒をすると勃たない)

 

というわけでお持ち帰りされても何事もなく、無事にハイボールロングをもう一缶飲んでベッドにありつけました。これが昨日の話。

 

 

お持ち帰りついでにもう一つ。二年前の話。

 

 

居酒屋で飲んでたんだけど、隣の席にいたオッサンたちと仲良くなった

というのも、3軒はしご酒をしてベロベロだったので、もはや人と人の垣根というものを平気でぶっ壊しに行けるくらいのテンションだった。隣のオッサンもそんな感じだった。らしい。

こりゃ仲良くなるしか無いでしょ〜〜〜と酒を交わすこと1、2時間、お持ち帰りされました

 

といっても僕は全く覚えてなくて、気づいたら片方のオッサンの家にいたんだけど

まず起きて知らない家に居て心底ビビったし、なんか若干二日酔いで気持ち悪いし、知らないオッサンがなんかカップ味噌汁持ってきてくれたし、めっちゃ優しいし、ていうかお前誰だし

もう3軒目の記憶もほぼないので、オッサンと仲良くなっていたという事実を知らない僕からしたら非常に恐怖でして。起きて真っ先に謝って、経緯を聞くと、どうも仲良くなって家で飲もうって話になったらしい。で、そのまま泊めてもらった

いやそれは良いんだけど、僕もよく行ったなと。女の子の家に行くならまだわかるけど、なんでオッサンの家に行こうと思ったよ。あと一緒に飲んでた同期どこ行った。オッサンにお持ち帰りされそうになっている同期を無視して帰るなんてずいぶん薄情。シンプルにひどい。会社で普段から結構助けてるのに!

 

で、ご迷惑おかけしましたって謝りまくって帰ってきた。オッサンは終始、いいよいいよ楽しかったよ、って言ってくれた。凄くいいオッサンだった。連絡先交換してないので連絡できないんですが、心当たりあった方、あのときはありがとうございました。

 

ちなみに、お尻の穴は痛くなかったのでまだアナル処女である(と思いたい)